チャプター 45

チャールズは唇を固く結び、慎重に言葉を選んでいた。何かを口にしようとした矢先、突然鳴り出したスマートフォンの振動音がそれを遮った。

二人は一瞬動きを止めた。チャールズがスマートフォンを取り出し、画面の着信表示に目をやると、その瞳に珍しく困り果てたような色がよぎった。

手の中の端末は執拗に震え続けている。とうとう観念したように、彼は画面をスワイプして電話に出た。

「チャールズ、今どこにいるの?」スピーカーフォンにしていなくとも、通話口からの声はエミリーの耳にはっきりと届いた。

エミリーはすぐにその声の主に気付いた――チャールズの母親、ケリー・ハワードだ。

チャールズの返事を待つこともな...

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